季節のご挨拶に関するマナー
お中元は、6月下旬から7月15日まで(旧盆地域の場合、8月15日まで)に贈ります。2千円~5千円くらいの食品や実用品を贈るのが主流です。
品物には夏にピッタリのビール、ジュースなどの飲料、涼しげなゼリー、そうめんなどの麺類が人気です。また、夏場は洗濯物が増えるということで、実用的な洗剤なども根強い支持があります。
お歳暮は、12月初旬から20日くらいまでに贈ります。お中元よりやや高めの3千~5千円くらいが相場のようです。
人気が高いのは、やはり食品や実用品。お正月食品としてのハム・ソーセージ類、新巻鮭・かずのこなどの海産物、のりなどが選ばれています。季節的に、毛布や入浴剤など、温かみのある品もよいでしょう。
お中元やお歳暮は、ご無沙汰のお詫びを兼ねた季節のあいさつや、日ごろお世話になっている方々への感謝の気持ちとして贈ることが一般的で、贈り先としては、両親、親戚、先輩や上司、得意先、仲人、おけいこ事先生などです。
ただし、社員同士の贈答の禁止をしている勤務先や公務員の場合は、お互いに迷惑となることがあるので、配慮が必要です。それから、子どもの学校の先生の場合、特に公立の学校では、保護者からの贈り物を一切受け取ってはいけないところも少なくありません。
また、頼まれ仲人などへは、通常の場合、3年間とされていますが、親しくしている方なら贈り続ける場合もあります。それから、ぴたりとやめることに抵抗のある場合は、金額を抑えるか、お歳暮だけにするという方法もあります。